「あの頃は良かった」は大声で叫んではならない
今日、友達が「アベンジャーズ インフィニティウォー」を見終えて、行き場のない感情を吐き出したくて電話をかけてきた。
その友人は、つい最近Disney+に加入したことをきっかけに、折角なら……とアイアンマンを見始めて、気がつけばもうインフィニティウォーまで来てしまった子だ。沼へようこそ。
そんな話をしてる時に、自分たちが「アベンジャーズ エンドゲーム」を見終えて、marvel フェーズ3の終焉に立ち会った時、SNS界隈や洋画クラスタ界隈で小さく皆が決意した事がある。
それは「あの頃は良かった」「あの頃が全盛期だった」と新作を見て言ってはならないね。ということだ。
きっとこの先、phase4はDisney+での配信と劇場公開の同時になってくる。世界中のどこにいても公開日はおそらく一緒だ。
私達は、エンドゲームをもって如何に「ファーストアベンジャーズ」たち6人が偉大だったかを体感させられた。
でもこれから先は、彼らが引退したその先の世界のスーパーヒーローたちが活躍していく時代になる。
若手俳優や新たなスターが沢山出てきて、きっとそれは、今後の10代や20代の若者が勇気を貰う素晴らしい作品になることだろう。
彼らにとっていい作品でも、私たちにとってみたら物足りないかもしれない。
それでもきっとフェーズ4以降にファンになったり勇気を貰った人たちにとっては関係ないし、彼らが今後はジャンルを盛り上げてくれるんだから、私達はそう思ってしまったとしても沢山の新しき良いところを認めなければならないし、大声で「アイアンマンやキャプテン・アメリカのいないmarvelなんてつまらない!」と言ってはならないのだ。
映画の話から突然飛ぶが、私の遊んでいるMMORPGのFINAL FANTASY XIVも、今年の11月に出る拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」を持って、第1フェーズが完結する。
もしかしたら、その後に続く話は8年間、レガシー先輩たちにとっては12年間遊んできた我々にとって、違う感性のものになるかもしれない。(勿論このままの路線を踏襲してくれる可能性も多いにあるけれども)
世界がガラリと変わってしまうことは寂しいことだ。
でもきっと私達は「あの頃が14の全盛期だったな」と大声で叫んではならないのだと思う。
どうしても寂しくなったら老人会でこっそり小さな声で言えばいい。
きっと若い子たちがまた若葉マークをつけて入ってくるだろう。
もしかしたらチョットイキってしまうかもしれないし、はじめてのMMOでトラブルが起こるかもしれない。
でも彼らが誰かを傷つけないのであれば、私達はのんびりエオルゼアを旅したい。
(吉Pがいるから安心だけどね)
新たな楽しみを上手く見つけられる人こそ、毎日が充実したおじ様おば様になれるのではないかと個人的には思う。
決して口煩い、ジジィババァにはならずにいたい。
それがスーパーヒーローや英雄が、世界で長く愛されるコツだと思うから。